小児科、アレルギー科
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神戸市東灘区御影2丁目32-11 (御影ドクターズビレッジ内)
小児アレルギーを専門にしている小児科・アレルギー科を受診してください。
皮膚科でも小児科でも、皆さんが小児のアトピー性皮膚炎を見慣れている訳ではありません。
特に、乳幼児期のアトピー性皮膚炎は、小児アレルギーを専門にしない小児科や皮膚科では、治療の強さが弱すぎたり強すぎたり(弱いことが多い)と適切でないことがあります。
あと、乳幼児期のアトピー性皮膚炎は、食物アレルギーや喘息など、他のアレルギーを合併していることが多いですから、それらを総合的に診ていかないと、どれもよくならないという結果になりかねません。
小児のアレルギーを専門的・総合的に診れる小児科を受診されることをお勧めします。
治療は「薬物療法」「スキンケア」「悪化因子への対策」で、どれをおろそかにしても良くなりません。
「薬物療法」の柱はステロイドの塗布です。皮膚の病気ですから、軟膏の塗布が中心です。
抗アレルギー薬の内服を長期併用していた時代もありますが、併用効果もあまりなく、ましてやアレルギー体質を変える訳でもないので、最近は併用することは少ないです。
皮膚には刺激や細菌などから体を守るとともに、体から水分が逃げないようにするバリア機能があります。
ところがアトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚では、このバリア機能が弱くなっているため、本来なら体に入ってきて欲しくないアレルゲンが入ってしまいます。
そうすると、アレルギー性の炎症がおこり、アトピー性皮膚炎を発症します。
別の病気と考えてください。
アトピー性皮膚炎はあくまで皮膚から入るアレルゲンが原因でおこる皮膚の病気です。
アトピー性皮膚炎があるからと、やみくもにあれもこれも食べ物を除去するのは大きな間違いです。
ただ、アトピー性皮膚炎の子供に食物アレルギーが合併することはあります。
判断は難しい場合が多いので、小児アレルギーを専門にする小児科医にご相談ください。
ステロイドの塗る量や塗り方、またその減らし方などに、正しい理解が必要です。
どんな有効な武器も、使い方を間違えると意味がありません。
アトピー性皮膚炎の治療は、水(ステロイド)で火事の火(アトピーの炎症)を消すことに例えられます。
火事で家が燃えているときに、バケツで水をかけても絶対消えませんし、むしろ火の勢いが増してしまうでしょう。
やはり、最初は消防車が駆けつけて一斉放水で鎮火しないといけません。
ステロイドを塗ってもアトピー性皮膚炎が良くならない、むしろ悪くなった、こんな場合のほとんどが、「バケツの水」程度のステロイドを使っている場合です。
最初は、適切な強さのステロイドを十分量、適切に塗り、火事をしっかり鎮火します。
初期の治療は、3~4週間です。
適切な初期治療で、皮膚は見違えるようにきれいになり、かきむしるようなことはなくなります。
でも、一見鎮火したように見えても、まだ油断はできません。
まだ、くすぶった火が残っているので、いきなり水をかけることをやめると、また燃え上がってしまいます。
ただし、くすぶった火を消すのは、「バケツの水」程度で十分ですから、水の量(ステロイドの量)を減らすことができます。
このように、しっかり炎症が治ったら、保湿剤を塗って、ステロイドの使用を休む期間を増やしていきます。
そのうち、ステロイドを塗らなくても保湿剤だけで大丈夫になります。
ステロイドの怖い副作用は、内服や注射でステロイドを長期に大量に使用した場合の、全身的な副作用です。
アトピー性皮膚炎に使う塗り薬で全身的な副作用はありません。
塗り薬の副作用として多いのは、塗った部位の皮膚が『薄く白く』なることです。
これは、健康な皮膚に戻ったと考えてください。塗るのを止めれば、1か月ほどで治ります。
アトピー性皮膚炎は早期に適切な治療を行えば、より弱いステロイドをより短期間の使用ですみ、そもそも長期に塗る必要がないわけです。
一番よくないのは、ステロイドの副作用を恐れ、弱いステロイドを塗ったり塗らなかったりすることです。
(ほっておくのは論外ですが)
いつまでもステロイドを塗らないといけないし、よくなったり悪くなったりを繰り返して皮膚が硬くなり、どんどん効きが悪くなり、更に強いステロイドを塗らないといけなくなります。
不安に思うべきなのは、間違った治療をすることです。
適切な治療をすれば、長期に塗らなくていい訳ですから。
赤ちゃんにステロイドを塗ることを特に心配されるかもしれませんが、アトピー性皮膚炎は赤ちゃんの内に治療をすると、より弱いステロイドをより短期間塗ることで早く治す事が出来ます。
これはすべて間違いです。
誤 『皮膚が黒くなる』『厚くなる』 ⇒ 正 『皮膚は白くなる』『薄くなる』
ステロイドを塗って健康な皮膚になると、白く薄くなります。
『皮膚が黒くなる』『厚くなる』のは、放置したり適切な治療をしないからです。
誤 『体内に蓄積する』 ⇒ 正 『しません!!』
誤 『背が伸びない・白内障になる』 ⇒ 正 『なりません!!』
これは、飲み薬のステロイドを長期に内服した場合の話です。
こういう間違った情報は、いわゆる『アトピービジネス』を行っている業者などが、不安をあおるために、悪意を持って流している場合があります。
気を付けてください。
しっかり炎症(火事)をおさえることで、健康な皮膚を取り戻します。
その健康な皮膚を長く積み重ねていくことで、アトピー性皮膚炎は完治します。
治療期間は、アトピー性皮膚炎が軽い内に始めるほど、短くてすみます。
喘息(ぜんそく)とは「気管が狭くなる」病気です。
ダニ・ほこりなどによってアレルギー反応が起き、この反応が繰り返されると、気道に慢性の炎症性変化が起こります。この「慢性炎症」という概念がなかなか理解してもらえません。
なぜかというと喘息(ぜんそく)が起きているときは苦しそうにしている患者さんが、やがて元気になり、普段は何もないかのようになるからです。
表面上は全く正常に戻ってしまったように見えると思います。でも、違うのです。
発作がない時も慢性炎症は続いています。
慢性炎症が続くと今度はアレルギーでなくても簡単な刺激で喘息が起きやすくなるのです。
例えば、風邪をひく、刺激的な臭いや煙(タバコや花火など)、気圧(台風など)や気候(急に冷え込む)の変化、ほこりを沢山吸い込む、嫌なことがあった(いじめられた、家で怒られた)など。
再び喘息(ぜんそく)が起きてしまうと慢性炎症は更にひどくなります。
すると悪循環に陥り、いつまで経っても治らないばかりか、どんどん悪くなるのです。本来持っていたアレルギーは軽症なのに、適切な診断と治療が行われないために、悪循環によって重症化している患者さんは多いです。
ですから治療は慢性炎症による悪循環を断ち切る治療をすればよいのです。
軽症の小児喘息(ぜんそく)の子供達は、大人になるまでには自然に治ります。なぜかというと、成長とともに身体が丈夫になるからです。身体が鍛えられると風邪をひきにくくなるばかりか、喘息(ぜんそく)も起きにくくなります。喘息(ぜんそく)が起きにくくなれば、悪循環から徐々に脱することができ、慢性炎症が改善されるのです。
しかし、軽症でない喘息(ぜんそく)の場合、成長を待っているだけでは治らない子供が多く、ほっておくと成人喘息に移行する場合が多々みられます。成人喘息になると治療はかなり難しくなります。
成人喘息の患者さんは、気管の慢性炎症による変化が固定化(リモデリング)しかけているからです。これが完全に固定化してしまったら、どんな強い治療をしても二度と正常の気管には戻りません。
ですから、小児の間に積極的に治していくことが大切です。
小児喘息(ぜんそく)患者さんは小児全体の約5-6%程度と考えられています。
しかし、実際はもっといるのではないかと思っています。
風邪をひいたときや、気候・気圧が変化したとき(季節の変わり目・急に冷え込んだ朝・台風の前後など)、刺激物(ほこり、タバコや花火の煙など)を吸い込んだとき、走ったり暴れたりしたときに、ゼーゼーやヒューヒューと音がする、これらのお子さんは小児喘息(ぜんそく)の可能性があります。
「気管支が弱い」、「喘息(ぜんそく)の気がある」、こんなことを言われたことがないですか?
特に乳幼児のお子さんの場合、専門医でないと適切な診断がされず、あいまいな診断を繰り返し、最終的に大きな喘息発作をおこしてしまう結果になることがあります。
「発作を止める薬」と「予防薬」の分けて考えてください。
喘息(ぜんそく)の薬物には発作を止める薬と発作を防ぐ予防薬があります。
発作止め薬:気管支拡張剤
・即効性がある
・発作時にのみ使用
・使いすぎによって副作用が生じやすい。
予防薬:抗ロイコトリエン拮抗薬、吸入ステロイド
・即効性はない
・長期使用によって徐々に根本的に喘息を治していく
・副作用はほとんど心配ない。
発作を止める薬は発作に対して即効性がありますが、あくまで発作時にのみ使用する薬で、その場しのぎのくすりです。したがって、喘息治療の基本は予防薬で、普段発作のないときに、予防薬による治療で、慢性炎症の修復を行います。すると、発作の回数は確実に減ります。
この治療方針は世界中の喘息治療ガイドラインでも推奨されていますから、現在多くのアレルギー専門医が同じ考えを持っています。
喘息(ぜんそく)の治療は根気がいります。
予防薬により適切な治療がされれば、3~4カ月程度で発作はほとんどなくなります。逆に3~4カ月経っても発作が繰り返しあるならば、治療が不十分ということになり、治療法を考え直す必要があります。
発作がほとんどなくなるとついつい薬を怠けてしまうものです。
しかし、最終発作から1~2年間継続して予防治療を行えば、その後薬を中止してもまず大丈夫のようです。
「そんなに長くしないといけないのか。」と考えるでしょうが、せっかく治療がうまく行っているときに怠けてしまって喘息(ぜんそく)が再発してしまい、一からやり直さなければならなくなった患者さんを沢山見てきました。
根気よく続けることが治療終了の近道です。
時間外の場合、神戸こども初期急病センターへの受診をおすすめしております。
院長も、神戸市の小児救急医療体制の維持に協力するため、急病センターでの夜間・休日の診療にたずさわっております。
クリニック内に無料駐車場が29台分ございます。
駐車場内は車道を広くとってありますので、ゆとりを持ってゆっくり停められます。
運転の苦手な方でも駐車しやすくなっております。
自転車置き場も多数ございます。
詳しくはアクセスページをご覧ください。
はい。2部屋ございます。
感染しやすい病気(おたふく、水ぼうそうなど)の疑いのあるお子さんや、逆に感染をおこしやすい赤ちゃんなどにご利用いただいております。また、広い駐車場(29台)を活かして、車の中でお待ちいただくことも可能です。その際は、呼び出しベルをお渡しします。
緊急時はすぐに来院してください。
重症度を判断(トリアージ)して、緊急と判断されればすぐに診察いたします。緊急と判断されない場合は、少しお待ちいただきますので、ご了承ください。
はい、行っております。
予防接種は、月曜日・木曜日・土曜日に専用の時間をご用意しております。
流行の風邪や、インフルエンザなどの感染の心配もなくお受けいただくことができます。
一般診療時間内でも受付しております。その場合は、必ずお電話でお問い合わせください。
受診の際は、必ず母子手帳と接種券をお持ちください。
初診時には保険証と乳児医療証をお持ちください。
また、ご来院の際に問診票のご記入をお願いしております。
ホームページからダウンロードもできますので、事前にご記入の上、お持ちいただくとお待たせする時間が短縮できます。
→問診票のダウンロードはこちら
はい。行っております。
金曜日の12時30分から13時30分に専用の時間をご用意しています。
一般診療時間内でも受付できますが、この時間での健診をお勧めします。
受診の際は、必ず母子手帳と区から送付の書類をお持ちください。
午前診は午前7時からネットでの予約開始(電話での予約は午前8時45分から開始)、午後診は午後1時からネットでの予約開始(電話での予約は午後2時45分から開始)です。
インターネット予約システムからキャンセルをしていただけます。
ご都合の悪くなった場合はご面倒でもキャンセルの手続きをお願いいたします。
なお、午前診・午後診の診療時間が始まってからのキャンセルは、ネットではできません。
受付にキャンセルのお電話をお願いいたします。
はい、ご予約いただけます。
初診の方も予約システムからご予約できますが、直接ご来院いただいてもかまいません。
午前診・午後診は、順番予約制(予約方法を参照ください)で、時間の指定はできません。
午前診・午後診は、予約がなくても受診していただけますが、予約なしで直接ご来院頂いた場合、混雑状況によっては、待ち時間が長くなる場合があります。また、流行期、特に土曜日・日曜日・祝日前後は予約多数の場合、受付を早くに終了する場合がございます。
待ち時間を短縮するためにも、是非ご予約をお願いいたします。
当院では、パソコンや携帯からのネット予約や、受付へのお電話で、当日の順番を予約するシステムを導入しています。
銀行で順番の券を取って待つ方法のイメージです。
時間の指定はできませんが、電話やインターネットで順番を予約していただくことで、順番まで自宅でお待ちいただくことができ、医院での待ち時間を短縮できます。順番が近づくと来院を促すメールが届きます。メール受信のタイミングは各自、設定していただけます。
専用の外来をお勧めしていますが、一般外来でも予防接種・健診は可能です。
感染予防のために一般の待合室とは別の待合室でお待ちいただけます。
完全予約制ですが、ネット予約は出来ませんので、電話での予約をお願いいたします。
対応が可能な場合もございますので、電話でご相談ください。
特に、生後2カ月から初めて予防接種を開始される方は、開始が遅れないように予約がいっぱいでも調整させていただきますので、電話でご相談ください。
完全予約制です。ネットか電話で予約をお願いいたします。
4週間前から3日前まで予約が可能です。
インターネット予約システムからキャンセルをしていただけます。
ただし、当日のキャンセルをネットで行うことはできません。
受付に電話をお願いいたします。
電話で予約をされた方は、受付に電話をお願いいたします。
ご都合の悪くなった場合は、ご面倒でもキャンセルの手続きをお願いいたします。
来院の際には以下の問診票をプリントしてお持ちください。
事前にご記入いただくと、お待たせする時間が短縮できます。
>問診票のダウンロードはこちら
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